こんにちは。外構のスペシャリスト、長谷川造園の長谷川です。

 

家を新築する時やリフォーム・リノベーションをする時、家具や照明などのインテリアに力を入れがちですが、エクステリア・外構工事も家を引き立てるためにとても重要な要素になります。しかし、どれくらいの費用をかけるのがベターなのか、分からないと思いますので、ここでは、外構工事の費用の目安と工事ごとの大まかな費用をご紹介します。

 

■外構工事にかかる費用の目安は

新築での外構工事は、建物の工事にかかる工事費の10%程度使うとバランスの取れたものになってきますが、実際100万円~300万円ほどを使って外構工事を行う人が多いです。

広さやどのような工事を行うかにもよりますが、よくある駐車場含むアプローチ部であれば、150万円程度の費用相場となります。

 

■工事ごと見る大まかな費用。

  • 門周り

扉や塀の材質などによって変わってきますが、約15万円~30万円程度の費用がかかります。建物の顔となる部分なので、こだわりがもっとも多くなるところです。門扉・門塀・ポスト・表札などをまとめて工事をする人がほとんどです。

また、門周りを計画するうえで押さえておきたいポイントとしては、「使いやすさ」「防犯性」「デザイン性」になり、これらを考慮して計画するとよいでしょう。

 

  • 玄関アプローチ

10万円~17万円程度

門周りから玄関にかけてのアプローチにコンクリートやタイル・石材を貼ったりして歩きやすくする工事のことです。毎日歩く場所ですし、訪問客が必ず通る場所ですので、デザインだけでなく安全面にもこだわりましょう。特にリフォームをされる方の要望に多いのがバリフリーです。国民の4人に1人が65歳以上という、超高齢社会の日本で、2050年には3人に1人が65歳以上というさらなる高齢化が予想されています。そのため、段差のある部分にスロープや手すりを計画することで、安全な玄関アプローチへとなっています。

工事の面積にもよりますが、10万円~17万円程度の費用がかかります。

 

  • 塀囲い

50万円~100万円

囲いの種類や材質、施工する場所の長さや面積によって変わってきますが、約50万円~100万円程度の費用がかかることが多いです。

プライバシー保護のための目隠しや防犯用として、ブロック塀やコンクリート塀などがあり、和風の建物であれば竹垣や土塀などがあります。また、視線を遮るために囲いを設ける場合は、1.8m程度の高さが必要となり、圧迫感を感じるかもしれません。

また、コンクリート塀だと工事に1か月近くかかることもあります。

 

  • フェンス

40万円~60万円

フェンスもプライバシー保護のための目隠しや防犯用として設置する人が多いです。アルミ製や樹脂製、木材等の様々な材質のフェンスがあるため、ものによって費用は変わってきます。コンクリート塀で囲うよりは安価で工期も短くなります。

総額で40万円~60万円程度の費用がかかることが多いです。

 

  • ガレージ・カーポート・駐車場

40万円~100万円

駐車スペースの種類でガレージとカーポートがあります。

ガレージは、屋根と壁で囲われた駐車スペースのことをいいます。カーポートは、屋根と柱で構成され、壁のない駐車スペースのこといいます。

土間コンクリートのみ駐車スペースだとだと20万円程度ですが、2台分のカーポート設置の場合であれば、相場は60万円~100万円程度です。

また、積雪がある地域でガレージやカーポートを設置する場合は、積雪によって倒壊する恐れがあるため、積雪対応のものを選ぶ必要があります。

*ちなみに、当社で主に施工しているカーポートは100㎝~200㎝までの積雪と46/秒相当の風圧に耐えることができ、平成30年の福井豪雪並みの積雪があったとしても大丈夫なものなので、お客様にも安心してお届けできます。

 

 

50万円~

庭の工事は、面積や庭のスタイルによって費用が大きく変わってきます。庭を計画するうえで、どのようなスタイルの庭にするか家族のライフスタイル、維持管理のことも考える必要があります。

庭に芝生を敷くなど簡易で基礎的な工事の場合は、10㎡で2.5万円程度です。また、樹木の種類にもよりますが、2.5m~m程度のシンボルツリーであれば、4万円程度~となります。さらにデッキや庭石、シンボルツリーの設置などの工事となると50万円~100万円。庭全体のリフォームとなると100万円以上かかる場合があります。

 

 

  • テラス

50万円~

近年では、内部空間の延長としてテラスを設け、内部空間とつながる外部空間との中間的な役割になってきています。室内とテラスとの段差は100㎜~200㎜程度にするか、フラットにしたほうが良いです。100㎜以下であればつまづきやすく、200㎜以上であれば出入りが大変になってきます。床の材質、屋根の有無で変わります。床材はタイルだと安く、木材を使ったウッドデッキになると割高になります。屋根単体であれば、標準的な物で10万円程度、もう少しグレードをあげると20万円~30万円程度です。費用相場の総額は、約50万円~工事となります。

 

 

  • 照明・ライト

5万円~30万円

防犯・安全・雰囲気作りと様々な用途で活躍するのが照明です。最近では暗くなると自動で点灯する、あかりセンサー付きのもの、LEDで長寿命のものなど多機能のものが増えてきました。何を何個設置するのかによって費用は変動しますが、一般的なアプローチや塀周りの場合、費用相場は5万円~30万円前後です。

外構の照明計画をすることで敷地全体の印象が大きく変わります。照明を設置する目的や場所に応じて、使用する照明が変わってきます。外構をライトアップさせて、より一層魅力ある外構を造るのであれば当社にご相談ください。

 

 

  • 植栽

5万円~10万円

外からの目隠しにも使え、シンボルツリーなどは家の雰囲気もよくすることができる植栽。一般的な植栽の一式で5万円~10万円程度です。もちろん、植える樹木の数が増えれば増えるほど高くなります。

 

  • 物置

10万円~50万円

普段あまり使わないものを入れることができる物置。収納するものよって物置の大きさや形状が変わってきます。また、今後物置に入れるものが増える場合のことも考えて余裕を持った大きさにする必要があり、3割程度は余裕をみた大きさにすることが望ましいです。

小さい物で4万円~7万円、当社でよく提案させていただいている奥行き1m~2m×幅1.8~2.2m程度で15万円~20万円といったところが相場です。バイクや自転車を入れる事ができるような、大きく防犯性能も高い物だと50万円~100万円程度かかります。

 

■エクステリア・外構スタイル別の費用相場

外構には「クローズド外構」「オープン外構」「セミクローズド外構」の3つに分かれます。ここでは、それぞれの工事の費用相場と基礎知識を解説します。

 

クローズド外構:150300万円程度

塀やフェンス、生け垣などで、家の周囲を囲い、防犯面やプライバシー保護を重視し、外からの視線を遮断するような外構です。

境界線が明確に示されることで、敷地内と敷地外の区別がはっきりとつきます。

塀やフェンスで建物を囲むので、工事に必要な期間は長くなり、その分費用も高くなってきます。

また、多くの建材を使うためコストがかさみます。例えば、表札やポストを含む門まわり、玄関アプローチ、ブロック塀とカーポートを設置すると、おおよそ200万円ほどの費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

 

オープン外構:50100万円程度

クローズド外構とは反対に、塀やフェンスで家の周りを囲わないのがオープン外構です。

境界線が明確ではなく、開放的な印象があります。風や光などが通りやすく、敷地が狭くても広々とした印象になります。

プライバシーや防犯面での対策は必要ですが、何より建材を多く使わないため費用が安く済みます。例えば、門柱と表札・ポスト、玄関アプローチと境界フェンスを設置し、駐車スペースを土間コンクリートにすると、おおよそ150万円程度の費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

 

セミクローズド外構:80150万円程度

クローズド外構と、オープン外構の中間の特徴を持つのが、セミクローズド外構です。

周囲の一部は塀やフェンスなどで囲い、一部はオープンにする外構です。

防犯性能を高めるべき部位は閉鎖的に、他の部位は開放的にするなど、それぞれのメリットを組み合わせる事で自由なコーディネートにすることができます。

費用はオープン外構とクローズ外構の中間くらいです。例えば、表札やポストを含む門まわり、玄関アプローチ、低めの目隠しフェンスを設置し、駐車スペースを土間コンクリート打ちにすると、おおよそ150万円程度の費用がかかります(施工面積や使用素材により費用は変動します)。

 

■エクステリア・外構工事費用を抑えるには

エクステリア・外構工事の費用を抑えるには、各パーツを最小限におさえたオープン外構を検討すること、などが挙げられます。しかし、工夫次第ではさらに安く施工方法があります。

 

DIYで工事

最近では、DIYで外構工事を行う人も増えてきています。レンガを積んだり、庭に芝生を敷くなど、自分でできそうなところは自分で工事してしまえば、材料代だけなので業者に頼むよりもずっと安く済みます。

しかし、駐車スペースの土間コンクリートや敷地周りのブロック積などの、専門的な技術が必要な箇所は、初心者では施工が難しいため、外構工事業者に依頼しましょう。

 

②価格の安い素材を選ぶ

素材やデザインによって価格は大きく変わってきます。

例えば、玄関アプローチに敷く素材は天然石材を使うよりもコンクリート舗装やアスファルト舗装仕上げの方が安くなりますし、塀を建てるならレンガではなくコンクリートブロックや化粧ブロックの方が安価です。

デザインにこだわりが無ければ、できるだけ安い素材を使った方が大きなコストカットが可能です。

 

③専門業者に直接工事を依頼する

施工業者によって費用に大きな開きが出るのが交通費などを含む諸経費です。

大手ハウスメーカー経由で外構工事を依頼した場合は、この諸経費に広告費、人件費、外構業者への仲介手数料などが含まれるため、高額になってしまうことがあります。

そのため、ハウスメーカーを介さず直接外構工事業者に施工を依頼すると、大幅に費用を抑えることができるかもしれません。

場合によっては見積額に100万円以上もの差が出てくることもありますので、手間がかかるかもしれませんが、ぜひ検討してみてください。