「荷物が増えて家の中が片付かない」「タイヤやアウトドア用品の置き場に困っている」…そんな悩みを解決してくれるのが物置です。
しかし、いざ買おうとすると「どのサイズがいいの?」「庭のどこに置けば安全?」と迷ってしまうもの。
今回は、物置選びで後悔しないための6つの重要チェックポイントをプロの視点で分かりやすく解説します。
1. カタログの「寸法」の見落としに注意!
物置のカタログには多くの数字が並んでいますが、特に注目すべきは「外寸」と「有効内寸」の違いです。
- 外寸(屋根サイズ): 設置スペースに収まるかを確認するための数値。屋根は本体より少し出っ張っているため、ギリギリの場所では注意が必要です。
- 有効内寸: 実際に中に荷物を入れられるスペース。壁の厚みがあるため、外寸より一回り小さくなります。
- 有効開口寸法: 扉がどれくらい開くか。大きな荷物(自転車や大型家具)を入れる場合は、この幅が重要です。
Point: 高さ制限がある場所に置く場合は、物置の下に敷く「基礎ブロック(約10〜20cm)」の高さも忘れずに計算に入れましょう。
2. 収納する「物」の種類と「環境」を考える
物置の中は、夏場には48度近くまで上昇することがあります。何でも入れて良いわけではありません。
収納に適さないもの(NG)
- 食品、スプレー缶、引火物
- 精密機器、温度変化に弱い衣類(着物など)
- 「冷暗所保存」が推奨されるもの
よくある収納物とサイズの目安
特に場所を取るアイテムのサイズを知っておくと、物置の大きさを決めやすくなります。
| 収納アイテム | 目安サイズ(幅×奥行×高さ) |
| 自転車(大人用) | 約 190 × 60 cm |
| 灯油タンク(18L) | 約 34 × 18 × 39 cm |
| タイヤ(4本積信) | 軽:幅62cm〜 / 大型4WD:幅114cm〜 |
| 除雪スコップ | 全長 約 1.2m |
3. 設置場所の安全性をチェック
物置は一度設置すると移動が困難です。以下の場所は避け、安全な動線を確保しましょう。
- 避難通路: マンションのベランダなど、いざという時の通り道。
- 湿気・熱気の近く: 室外機や給湯器の正面は故障やサビの原因になります。
- 落雪の危険: 屋根からの落雪が直撃する場所は、物置が損壊する恐れがあります。
- 境界線ギリギリ: 隣地への雨だれや雪崩がトラブルになるため、境界から10〜20cm以上離すのがマナーです。
4. 組み立てと施工:DIYかプロへの依頼か
物置はDIYでも組み立て可能ですが、最も重要なのは**「水平出し」と「転倒防止(アンカー工事)」**です。
- 水平出し: 地面が斜めだと扉が閉まらなくなります。
- アンカー工事: 強風による転倒を防ぐため、コンクリートや土にしっかり固定します。
自信がない場合や、大型の物置を設置する場合は、プロの施工業者に依頼することをおすすめします。
5. デザイン・機能で選ぶ「見せたい物置」
最近では「いかにも物置」というデザインだけでなく、庭の主役になるおしゃれなタイプが人気です。
- 木製風(オンリーワン:フォレスタ): 無垢材の温かみがあり、ガーデニングに最適。
- 北欧・欧風デザイン(ディーズガーデン): カンナシリーズなど、女性に人気の大人可愛いデザイン。
- メタル・男前デザイン(ガーデンナップ): バイクガレージとしても使えるスタイリッシュな外観。
6. 地域の「積雪量」に合わせた強度選び
お住まいの地域の気候に合わせて、耐荷重性能を選びましょう。メーカー(ヨドコウ等)では一般的に以下の区分があります。
- 一般型: 積雪 60cm まで(120kgf/㎡)
- 積雪型: 積雪 100〜120cm まで(300〜360kgf/㎡)
- 豪雪型: 積雪 150cm まで(450kgf/㎡)
※「kgf」は重さの単位ではなく、耐えられる「力」を表します。雪が湿って重くなる地域では、余裕を持ったスペック選びが大切です。
まとめ:後悔しない物置選びのステップ
- 入れる物をリストアップしてサイズを決める(タイヤサイズに注意!)
- 有効内寸と開口幅をカタログで確認する
- 設置場所の周囲(隣地・落雪)に問題がないか確認する
- 地域の積雪量に合った強度タイプを選ぶ
物置は長く使うものです。ライフスタイルの変化も見据えて、少し余裕のあるサイズを選んでみてくださいね。
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